貼箱

・貼箱は板紙でベースをつくりそれに上紙を貼ります。紙箱の大きさにより箱の強度を考え板紙の厚みを変えます。貼る上紙の厚みは70〜100kg四六判になります。キャラメル式と違い折り畳めないので輸送コスト等は高くなり地元密着型の紙器屋さんがほとんど。

・ポッキーなどのキャラメル式の箱と違い、貼箱は基本全ての行程で人の手が入ります。ですのでキャラメル式のような単価は出せません。しかし、抜型などをとくに必要としないので小ロット対応が可能です。また、キャラメル式に対当するように大ロット低単価にも対応するべく自動貼箱機などもあり5,000箱/1日の生産も可能ですが、上記輸送コストなどを考えると対当しきれていないのが現状です。



*最小サイズ :50×50×18ミリ(身の内寸)

*上紙適正斤量:四六判70〜100kg
 (参考:コピー用紙=55〜70kg)



※歴史的俯瞰でみる箱の移り変わり。。。

・紙の単価が一気に下がった影響による
 ”桐箱→貼箱”

・機械化大量消費化による
 ”貼箱→キャラメル式”

・輸送網の拡大やインターネットの普及による
 ”キャラメル式→段ボール”


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